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秋田の空の元、ドイツ艦隊を考える

こんばんは。

今日はまた秋田に来てました。
風が肌寒く、北東北に来たんだなぁ・・・と実感します。
ってか先週は暑かったのにねw
さて、今回はプラモを持参していないので、第二次大戦におけるドイツ艦隊について考えてみました。

ドイツ艦隊といえば、一番有名なのが英国名「チャンネルダッシュ」、ドイツ名「ツェルベルス作戦」ですね。
ご存じない方にちょっと説明します。

1941年末、ドイツ占領下にあったフランスのブレスト港に巡洋戦艦シャルンホルスト、グナイゼナウ、重巡洋艦プリンツ・オイゲンを中心とするドイツ艦隊が停泊していました。
ドイツ海軍と言えば、第一次大戦で非常に大きな戦果を挙げた「通商破壊作戦」が有名ですが、第二次大戦においても、ドイツはこの作戦を実行しイギリスに対して大きな影響力を発揮していました。

イギリス海軍としては、ドイツ海軍の誇る高速艦船群が「目の上のたんこぶ」であったことでしょう。
イギリス海軍は、このたんこぶを排除するために、連日ブレスト港に対して空爆を繰り返すと共に、艦隊の大部分を本国海域に滞在させる必要がありました。

この空爆により、シャルンホルストもグナイゼナウも被害を受けるのですが、決定的な被害は受けずにいました。

ここでヒトラーは、膠着状態のロシア戦線を睨みつつスカンジナビア半島の侵攻を目的とし、このブレスト艦隊を本国へ呼び戻す計画を立てます。
これが「ツェルベルス作戦」の概要です。

ここで問題になるのは、「どこを通ってドイツに帰るか!」と言うことでした。

イギリス北部を遠回りし廻っていくのであれば、スカパフローに駐留する英国海軍と対峙する可能性は大。
距離的に断然近いドーバー海峡を通り抜けるのであれば、ほとんどの英国海軍、英国空軍、沿岸砲撃すべてをくぐり抜けなければならない。
どちらもリスクは大きいのですが、大本営は「ドーバー海峡を突破する!」という決断を下します。

どういう根拠があったのかは私にはわかりません。

1942年2月11日
用意周到に準備を重ねた巡洋戦艦2隻、重巡洋艦1隻、駆逐艦6隻は闇夜に紛れてドーバー海峡を目指しブレスト港を出発します。

もちろん、目と鼻の先を通過するドイツ艦隊をイギリス軍が黙って見ていたわけではありません。

イギリス海軍はブレスト港に停泊するドイツ艦隊が、「出港間近」という情報を受けて、万が一海峡を突破するような事があれば、全軍挙げて総攻撃をかける「フラ-作戦」を立てていました。
ところがこの計画が極秘作戦でありすぎたために、各部隊の連携が取れなくなってしまうという大失態を犯してしまいます。

夜が明けて偵察に出たスピットファイア隊は、ドイツ艦隊を発見したにもかかわらず、「無線封止」の命令を厳守し基地に帰投してから報告、もう一隊も緊急報告をしたものの、報告を受けた上層部が「演習」と誤解してしまう有様でした。

再びドイツ艦隊を発見したときには、ドーバー海峡を突破しつつある状態でした。

この後、英国海軍は総力を挙げてドイツ艦隊を追い、攻撃を加えますが、時既に遅し。
空軍攻撃隊も連携が取れず、ビスマルクを撃沈に追い込んだエドモンズ少佐率いるソードフィッシュ隊も全滅。
駆逐艦部隊も、高速艦隊に追いつくことすらままならず、放った魚雷はすべてスルー。

この後シャルンホルストは2度、グナイゼナウは1度、機雷に接触し小破するものの、無事本国ドイツへと辿り着く事になったのでありました。

この作戦におけるドイツ海軍の被害は、触雷3発、水雷艇2隻中破、死者13名、負傷者68名、空軍機損失17機というわずかなものであったのに対し、英国海軍の被害、駆逐艦ウォースター大破、航空機損失60機以上という結果に終わりました。

これで終われば、「ドイツ艦隊、すごいじゃん!」ってな事になるのですが、皮肉な事にこの作戦が成功したことにより、イギリスの空爆がドイツ本国に集中してしまう結果となります。

グナイゼナウは空爆の直撃弾を受け行動不能、ポーランドへ回送され固定砲台という最後を迎えます。
プリンツ・オイゲンはノルウェーで、潜水艦トライデントの魚雷の直撃を受け行動不能。
シャルンホルストはノルウェー沖で英国艦隊の待ち伏せにあい、砲撃戦に敗れ、その美しい姿を北海に消してしまいます。

なんとも皮肉な結果ですね。
ビスマルクを失ったという事実が、ドイツ海軍もといヒトラーにどれだけ大きな影響を与えたか。

ドイツ軍というと物量、質ともに陸軍のイメージが強いですが、通商破壊作戦しかとれなかった海軍のイメージが薄いというのは、こういう事例を見ても致し方ないという気がします。

さて、明日は長野に行ってきます!

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ドイツは良くがんばった!

陸軍に比べれば,二線,三線級扱いのドイツ海軍ですが,規模の割には大健闘したように思います。ドイツよりはるかに強大な戦力であったはずのイタリア海軍にいたっては,連合国に胸を張って勝ったといえる海戦がどうも見つかりません・・・。
グナイゼナウやシャルンにいたっては,空母まで沈めているのですから本当に良くやったと褒めてやってしかるべきでしょう。
やっぱ,ドイツ軍ってかっこいい。

Re: ドイツは良くがんばった!

> 陸軍に比べれば,二線,三線級扱いのドイツ海軍ですが,規模の割には大健闘したように思います。
なんせ相手が最強海軍の英国でしたからね。

>ドイツよりはるかに強大な戦力であったはずのイタリア海軍にいたっては,連合国に胸を張って勝ったといえる海戦がどうも見つかりません・・・。
> グナイゼナウやシャルンにいたっては,空母まで沈めているのですから本当に良くやったと褒めてやってしかるべきでしょう。
おお!さすがご存じ「ユーノー作戦」ですね!
旧式とはいえ空母グローリアス以下駆逐艦2隻の計3隻を沈めたのですから、立派ですね。
シャルンホルストとグナイゼナウはほんとに姉妹のように一緒に作戦に出ていましたね。

> やっぱ,ドイツ軍ってかっこいい。
同意。同意。
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お気楽提督

Author:お気楽提督
ドイツの技術は世界イチィィィ!
機能美あふるるドイツ海軍の世界へようこそ!

趣味:写真撮影(Canon EOS40D、MINOLTA α-9)、競馬、全国動物園水族館巡り、ドイツ海軍研究、落語鑑賞

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